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工務店や建設会社では、仕事の多くが元請や紹介から来ます。長く続けてきた会社ほど、それで足りてきたはずです。ホームページを持っていない、あるいは何年も前に作ったまま——という会社は珍しくありません。
このページでは、工務店・建設会社にホームページが要る理由から、載せるべき内容、費用の考え方、制作会社の選び方までをまとめました。当社はこれまで、リフォーム・外壁・内装・設計施工など、建設に関わる会社のサイトをお作りしてきました。その中で実際に相談されたこと、実物を見て分かったことを書いています。
実際にお作りするサイトの仕上がりは、サンプルでご確認いただけます。工務店・建設会社を想定した構成で、トップページから会社概要まで一通りご覧いただけます。
※こちらは制作サンプルです。実在の企業ではありません。

元請や知り合いからの紹介で仕事が続いてきた会社は多いはずです。それは長年の信用があってこそで、悪いことではありません。
ただ、紹介された側の動きが変わりました。名前を聞いたら、その場で検索します。そこで何も出てこない、あるいは何年も前のまま止まったページが出てくる——このとき削られるのは、自社の信用だけではありません。紹介してくれた人の顔も少し曇ります。
サイトは、新しく客を集めるためだけのものではありません。紹介という一番強い入口を、そのまま通すためのものでもあります。
工事を頼む側は、たいてい複数の会社に声をかけます。そして多くの場合、決まるのは提案の中身より先に、連絡がついた順、話が早かった順です。
このとき効くのが電話です。フォームから送って返信を待つあいだに、電話が繋がった会社の担当者が現地を見に来てしまえば、話はそちらで進みます。
だからこそ、電話番号がどこにあるかは、体裁の問題ではありません。スマートフォンで見たときに番号がすぐ目に入り、タップすればそのまま発信でき、何時までなら繋がるかが書いてある——ここまで揃って、はじめて土俵に乗ります。
当社がお作りした工務店・建設会社のサイトを見直したところ、トップページに電話番号を載せていたのは5社のうち2社でした。受付時間を書いていた会社は、ひとつもありませんでした。少なくとも当社が見た範囲では、抜けやすいところです。
工務店には、他の業種がうらやむ材料があります。施工の写真です。
コンサルティング会社のように、守秘義務で実績を出せない業種もあります。無形のサービスで、そもそも写真が撮れない業種もあります。工務店は違います。工事の前と後があり、現場の写真があり、どこをどう直したかを具体的に語れます。
問題は、それを持っているのに見せていないことです。当社がお作りしたサイトを見直しても、事例の一覧が日付だけで、何の工事か分からないもの。工事名だけが並び、どんな困りごとをどう解いたかが書かれていないもの——そうした例がありました。
写真を並べるだけでは足りません。「何に困っていたのか」「どう直したのか」がひとこと添えてあると、読んだ人は自分の家に置き換えて考えられます。
人が採れないという話は、この業界でよく聞きます。
求人を出しても、応募を考えた人はまず会社名で検索します。どんな現場をやっている会社なのか、どんな人が働いているのか。それが分からなければ、応募までは進みません。
施工事例は、客に見せるためだけのものではありません。「この会社はこういう仕事をしている」を伝える材料は、そのまま採用でも効きます。
会社を立ち上げたばかりの時期には、もうひとつ用途があります。
当社がお作りした新設法人のお客様の中には、法人口座の開設と取引先からの信用を得ることを主な目的として、サイトを作られた会社があります。実態のある会社かどうかを確認する材料として、サイトを見られる場合があるためです。
ただし、必ず求められるというものではありません。「金融機関の届け出で必須というわけではない」とおっしゃったお客様もいます。あくまで、そういう場面があるという程度に考えてください。

ここからは、実際にご相談の中でよくいただく内容です。
リフォームも外壁も、土木も解体も外構もやっている。あるいは建築と電気工事と住宅設備を扱っている。工務店では珍しいことではありません。
ただ、それを全部トップページに並べると、読む側は「で、この会社は何屋なのか」が分からなくなります。
いちばん頼まれたい工事を、最初の一画面に置く
全部を消す必要はありません。順番の問題です。トップの最初の一画面では、いちばん受けたい工事をひとつ言い切る。残りは「その他の工事」としてまとめるか、事業紹介のページで並べる。この形にすると、何屋かが伝わったうえで、幅の広さも伝わります。
写真はある。でも、どう並べればいいのか分からない。そんなご相談をよくいただきます。
1件につき、困りごと・やったこと・結果の3つを添える
写真だけを並べると、見た人は「きれいだな」で終わります。そこに「築25年で外壁の色あせと目地の傷みが気になっていた」「高圧洗浄のうえシリコン系塗料で塗り替え、目地も打ち直した」「工期は10日間」——このくらいが添えてあると、自分の家に置き換えて考えられます。写真の枚数を増やすより、1件を丁寧に書くほうが効きます。
書くと範囲を狭めてしまう気がして、あえて書かない。そう考える方は少なくありません。
書いたほうが、問い合わせ前の迷いを減らせる
工事は現場に行かなければできません。読む側は「うちまで来てくれるのか」を最初に確認します。ここが分からないと、問い合わせる前に離れます。書き方は「◯◯市を中心に、近隣の△△市・□□市まで対応」で足ります。範囲外を完全に閉じたくなければ「エリア外も一度ご相談ください」と添えておけば構いません。
当たり前のことすぎて書いていない、という会社が多い項目です。
載せる。読む側にとっては、数少ない比較材料になる
工事を頼む側は、施工の腕を写真だけで見極めることはできません。そこで見られるのが、許可や資格、営業年数といった外から確認できる情報です。建設業許可を持っているなら、許可番号まで書いてください。「建設業許可を取得しています」だけでは、調べようがありません。番号があれば、国土交通省の検索システムで許可の内容を確認してもらえます。会社概要のページに、営業年数や施工実績の件数と並べて置くのが分かりやすい形です。
サイトを作るとき、問い合わせフォームは当然のように用意します。ところが電話番号は、会社概要の隅に小さく書いてあるだけ——という作りをよく見ます。
全ページの上部と、スマートフォンの画面下に固定する
読む人の多くはスマートフォンで見ています。そして工事の相談は、電話のほうが早い。だから、どのページを見ていても電話できる状態にします。具体的には、ページ上部に番号を置き、タップでそのまま発信できるようにする。スマートフォンでは画面下に電話ボタンを固定する。そして受付時間と定休日を必ず添える。「何時までなら繋がるか」が分かることが、かける側の心理的なハードルを下げます。

前章の相談を踏まえて、載せるべき内容を整理します。
このページのいちばんの主役です。写真に加えて、困りごと・やったこと・工期を添えます。
事例は増えていくものです。公開後にご自身で追加できる状態にしておくことをおすすめします。追加のたびに制作会社へ依頼が必要な作りだと、たいてい途中で止まります。
トップページと会社概要の両方に書きます。市区町村名まで具体的に書いてください。
電話番号・受付時間・定休日をセットで載せます。置き場所は前章のとおりです。
許可番号まで書きます。持っている資格(一級建築士、施工管理技士など)があれば、それも並べます。
創業年、これまでの施工実績、職人の人数、対応できる工事の範囲。工事を任せられる会社かどうかを判断する材料になります。
職人の募集をしているなら、独立した区画を作ります。求人サイトの情報だけでは伝わらない、現場の様子や仕事の内容を書ける場所になります。

前章のコンテンツを、実際にどうページへ配置するか。工務店・建設会社であれば、次の6ページがあれば足ります。ページ数を増やすより、この6枚をきちんと作るほうが効きます。
| ページ | 扱い |
|---|---|
| トップ | いちばん受けたい工事を、最初の一画面で言い切る。電話番号と対応エリアもここに置く |
| 事業内容 | 対応できる工事を整理して並べる |
| 施工事例 | 写真と、困りごと・やったこと・工期。公開後に増やせる作りにする |
| 会社概要 | 沿革・体制・建設業許可・対応エリア。採用の区画もここに置ける |
| お問い合わせ | フォームを設置する。電話番号も併記する |
| プライバシーポリシー | フォームを置くために必要 |
採用の情報は、会社概要のページの中に一区画として作れます。新しいページを足さなくても収まります。募集職種が多い場合や、写真を多く載せたい場合だけ、独立した1ページにすればよいでしょう。
施工事例は、公開後にご自身で更新できる状態にしておくことをおすすめします。現場が終わるたびに1件足せるようにしておくと、更新が続きます。逆に、更新のたびに制作会社へ依頼が必要な作りにすると、たいてい止まります。
一方で、他の業種では定番でも、工務店には要らないことが多いページもあります。

はじめにお伝えしておくと、ホームページの費用は幅が非常に大きく、「相場」を一つの数字で言えるものではありません。同じ6ページのサイトでも、どこまで作り込むかで金額は何倍にも変わります。
比べるときは、金額だけでなく何にお金がかかっているかを見るのが確実です。
WordPressやサイト作成ツールを使えば、ご自身で作ることもできます。
かかるのは、サーバーとドメインの費用(年間で1万円前後が目安)か、サイト作成ツールの月額です。サービスによって幅がありますが、月額数百円から1万円台前半までの価格帯が中心です(2026年8月時点)。
メリットは、初期費用を抑えられること。デメリットは2つあります。ひとつは月額が続くこと。もうひとつは自分の時間がかかることです。デザインを整え、文章を書き、スマホ表示を確認し、フォームを設置して動作を試す——現場に出ながらこれをやると、公開まで数か月かかることも珍しくありません。
日中は現場、夜は見積もりという働き方の中で、サイト制作に何十時間も割けるかどうか。ここは正直に見積もったほうがよい部分です。
制作会社に依頼する場合、金額はページ数と作り込みの度合いでほぼ決まります。
要件を整理し、構成を設計し、デザインを起こし、実装して、テストする——この工程がそのまま費用になります。オリジナルデザインで一から起こす場合、数十万円からというのが一般的な水準で、規模や要件によっては百万円を超えることもあります。
高いから悪い、ということではありません。大量のページを持つサイトや、独自の仕組みが必要なサイトには、それだけの設計が要ります。問題は、名刺代わりの6ページのサイトにその工程が必要かどうかです。
近年は、あらかじめ用意した雛形をもとに制作することで、費用を抑えるサービスが増えています。
当社の場合は55,000円(税込・一式)で標準6ページ、月額費用はいただきません。別途かかるのは、サーバー・ドメインの利用料(年間で1万円前後が目安・各業者へ直接)だけです。
注意すべきは、格安をうたっていても月額の保守料がかかるケースです。初期費用が安く見えても、月額5,000円で5年使えば30万円になります。初期費用と月額を合わせて、数年ぶんで比べてください。

工務店のサイトは、公開したときが完成ではありません。現場が終わるたびに事例が1件増えていく——その積み重ねが、そのまま営業資料になります。
ですから、確認すべきは「公開後に自分で事例を追加できるか」です。ここが依頼制になっていると、更新は止まります。止まったサイトは、何年も前の事例が並んだまま、かえって印象を悪くします。
工事の相談では、スマートフォンで会社を調べられる場面が少なくありません。移動中や現場で見られることもあります。
パソコンで整って見えても、スマートフォンで文字が小さい、電話番号が押しにくい、写真がはみ出す——こうなると、その場で離れます。標準で対応しているか、追加費用が要るのかを、見積もりの段階で確認してください。
初期費用が安くても、月額の保守料が続けば総額は膨らみます。逆に月額に見合った運用をしてもらえるなら、それは妥当な費用です。
確認すべきなのは金額の大小ではなく、その月額で何をしてもらえるかです。更新作業が含まれるのか、障害対応だけなのか。契約前に書面で確認してください。
工務店・建設会社のホームページ制作
55,000円(税込・一式)
月額費用・保守料 0円あらかじめ用意した雛形に、お客様の情報を流し込む形で制作しているためです。デザインと構造は作り込み済みなので、案件ごとに一から設計する必要がありません。その分の工程を省いて、必要十分なサイトを短期間でご提供しています。
制作着手から公開までは1〜2週間が目安です。文章は、ヒアリングシートにご記入いただいた内容をもとに当社が整えます。制作前には必ず30分ほどお電話でお話しし、ご希望と掲載内容を確認してから着手します。メールだけで進んで、思っていたものと違うものが届く——という失敗を防ぐためです。
55,000円に含まれるもの
含まれないもの(別途お見積り)
社名は伏せてご紹介します。
総合建設会社
内装・外装リフォーム/外壁工事/土木・防水・外構・解体
住まいと建物に関わる工事を幅広く手がける会社でした。扱う範囲が広いぶん「結局どこまで頼めるのか」が伝わりにくいという課題がありました。トップでは工事を並べず、ワンストップで頼めるという立ち位置を先に置き、事業内容のページで3つの区分に整理する構成にしています。施工事例はビフォーアフターの形で並べました。
木工事の専門会社
住宅リフォーム〜公共施設の中・大規模木工事
創業から45年以上、木を扱い続けてきた会社でした。強みが技術そのものにあるため、扱う工事の幅ではなく、木工事という一点に絞ってトップを組んでいます。施工例は工事の規模が伝わる形で並べました。
設計施工の会社
店舗・オフィス・住宅/換気・給排気設備
設計から施工まで一貫して対応できることに加え、換気・給排気設備に強みを持つ会社でした。この強みは言葉にしないと伝わらないため、事業紹介の中で独立した区画として立てています。
不動産とリフォームの両方を扱う会社
売買仲介・リフォーム・空き家対策
性質の違う3つの事業を持つ会社でした。同じページに並べると混ざるため、事業ごとにページを分け、それぞれの入口を作る構成にしています。
まずは無料相談!お見積りやご質問はお気軽に
ご依頼を決めていない段階でも構いません。「何から始めればいいか分からない」というご相談も歓迎です。
ご相談・お見積りは無料。土日祝日を含め、翌日までにご返信します。
お電話でのご相談をご希望の場合は、フォームに「電話相談を希望」とお書き添えください。こちらからお電話します。