お客さまとの打ち合わせ、電話での相談、移動中にふと浮かんだアイデア。一人で事業を回していると、あとで思い出せないまま消えていく情報が毎日発生します。
この記事では、AIボイスレコーダーのPLAUD NOTEとNotePin Sを、編集部が実際にどう使い分けているかを公開します。文字起こしの精度がどこまで実用に耐えるか、1台だけ選ぶならどちらがよいかも、実際に使っている立場から解説します。
※この記事は広告プロモーションを含みます。
※製品仕様・価格・料金プランは2026年8月時点の一般情報です。最新の内容はPLAUD公式サイトなどでご確認ください。
PLAUD(プラウド)とは?録音から文字起こし・要約までつなげるAIボイスレコーダー
PLAUDは、録音した音声をアプリ側で文字起こしし、そのまま要約まで作れるAIボイスレコーダーです。会議やインタビューを録るところから、議事録の形に整えるところまでが1つのサービスにまとまっています。
特徴は、録音した「音」を、そのまま使えるテキストに変えるところまで面倒を見てくれる点です。従来のICレコーダーのように、あとから聞き直して自分で書き起こす作業が発生しません。
多言語・話者分離に対応した文字起こし
日本語を含む多言語に対応し、複数人の会話では話者を分けて書き起こせます。打ち合わせの記録では「誰が何を言ったか」が残るかどうかで使い勝手が大きく変わります。
電話の通話録音に対応する「デュアルモード」

カード型のPLAUD NOTEには、対面の会話と電話の通話を切り替えて録れるデュアルモードがあります。スマートフォンの背面に装着した状態で通話すると、相手の声とこちらの声の両方を録音できます。
対面の打ち合わせだけでなく、電話での相談内容まで記録に残せることが、カード型を選ぶ最大の理由になります(後述)。
要約テンプレートとマインドマップ
文字起こししたテキストは、用途別のテンプレートで要約できます。議事録の形にまとめる、要点だけを箇条書きにする、マインドマップに展開する、といった加工がアプリ側で完結します。
本体は4種類。形状と用途が違う

現行のラインナップは大きく2系統で、カード型とウェアラブル型に分かれます。
- PLAUD NOTE
カード型。スマートフォンの背面に専用のアクセサリーで装着できます。電話の通話録音に対応 - PLAUD NOTE Pro
カード型の上位モデル。対面録音モードの自動切替や、長時間の連続録音に対応 - PLAUD NotePin
ウェアラブル型(カプセル型)。マグネットピンやクリップで体に装着できます - PLAUD NotePin S
ウェアラブル型。複数のアクセサリーが付属し、装着方法を選べます
料金の仕組み:本体の代金だけで完結するわけではない
先に費用の構造を書いておきます。本体を購入すれば録音そのものはできますが、文字起こしと要約(AIの処理)には月ごとの上限があります。上限を超えて使う場合は、有料プランに加入するか、処理時間を追加で購入する形になります。
公式サイトでは、個人向けにProプランとUnlimitedプラン、チーム向けのプランが用意されています。あわせて、600分・3,000分・6,000分といった単位で処理時間を追加できるアドオンもあります。
- 本体代金
モデルによって異なります。買い切りです - AI処理(文字起こし・要約)
月ごとの上限があり、超える場合は有料プランまたは追加購入
ここを知らずに買うと「思っていたのと違う」となりやすい部分です。編集部は毎日のように使っているため無料の範囲では足りていません。ただし超えた場合の回避策もあるので、後述します。
※無料で使える範囲、各プランの価格、日本での販売価格は改定されることがあります。申し込む前に必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。
【編集部の実例】PLAUD NOTEとNotePin Sを2台で使い分けている

編集部ではPLAUD NOTEとNotePin Sの2台を持ち、用途で明確に分けて使っています。形が違うだけでなく、そもそも役割が別だと考えたほうが近いです。
PLAUD NOTE|お客さまとの会話を「記録」する
こちらは対人の記録用です。お客さまへのヒアリングや、電話での相談内容を残す用途で使っています。録音したあとは管理画面でAIに要約させ、そのまま作業に活かします。
電話の録音に対応しているのがカード型を選ぶ理由です。スマートフォンの背面に装着できるため、通話しながらそのまま録れます。
NotePin S|自分の頭に浮かんだことを「捕まえる」

こちらは会議の記録にも使いますが、主な役割は発想を逃さないための道具です。対面やオンラインでの会議に加えて、ふと思いついたことをその場でメモする用途で使っています。
出先からの帰り道などにふと思いついたことを、今まではスマホのメモに入力していました。NotePin Sがあるおかげで、思いついた瞬間にボタンを押して、しゃべるだけでメモを取ることができます。最近では、Claude CodeのAIに相談したいことがふと頭に浮かぶので、そういったことをメモしています。
合同会社スネッケ(ミニマル社長 編集部)
「入力する」から「しゃべる」に変わると、記録できる場面そのものが増えます。歩いている最中や運転の合間など、スマートフォンを取り出して文字を打つには向かない場面でも残せるようになります。
1台だけ選ぶなら、判断は「電話を録るかどうか」
読者の多くは2台とも買うわけではないと思うので、選び方をはっきり書いておきます。
- 電話・会議・ちょっとしたメモまで幅広く使いたい → PLAUD NOTE
NotePin Sは電話の録音が直接できません(スピーカーモードにすれば可能です)。電話での活用が多いなら、カード型のPLAUD NOTEが適しています - 電話の録音には使わない。常に身につけて、さっと録音したい → NotePin S
体に装着したままなので、思い立った瞬間に押せます
つまり「電話を録る必要があるか」で、ほぼ決まります。迷ったら、対応範囲の広いPLAUD NOTEを選んでおくほうが後悔しにくい構成です。
上位モデルや、もう一方のウェアラブル型を検討する場合はこちらです。
- PLAUD NOTE Pro(カード型の上位モデル)
- PLAUD NotePin(ウェアラブル型)
文字起こしの精度は実際どうか
購入前にいちばん気になるのがここだと思います。編集部の使用感では、そのまま完成品になる精度ではないものの、確認と修正を前提にすれば実務で使えるという水準です。
テンプレートより、自分で用意したプロンプトのほうが要約が的確になる
PLAUDには要約用のテンプレート(プロンプト)が用意されていて、最初はこれを選んで使っていました。ただ、使い込むうちに用途ごとに自分でプロンプトを用意したほうが、要約が目的に合った形になることが分かってきました。
最近は、たとえばヒアリングの場合であればヒアリング用のプロンプトを用意して出力することで、より精度が高まっています。NotePin Sは基本的に雑多なメモなので、テンプレートの会議要約で足りています。
合同会社スネッケ(ミニマル社長 編集部)
用途が決まっている記録ほど、自分用のプロンプトを作る価値があります(変わるのは音声を文字に変換する精度ではなく、そのあとの要約の中身です)。一方、内容がバラバラなメモについては、編集部では標準テンプレートのままで支障なく使えています。
専門用語は事前に登録しておくと拾える
業界特有の用語や社名は、あらかじめ単語を登録しておくと読み取ってくれます。専門用語が多い商談では、最初にここを設定しておくと修正の手間が減ります。
100%ではない。ただし運用でカバーできる
正確に書いておくと、文字起こしが100%正確なわけではありません。間違っている部分は自分で直す必要があります。ここを期待しすぎると、導入後にギャップが出ます。
100%精度が高いというわけではないので、間違っている部分は自分でしっかりと直す必要があると思います。ただ文脈から会話の内容を思い出すことができますし、もし怪しいなと思ったところは録音データから正確な情報を取ることもできます。
合同会社スネッケ(ミニマル社長 編集部)
重要なのは録音データそのものが残っている点です。文字起こしはあくまで下書きで、確認したい箇所は音声に戻れます。「完全自動で議事録が完成する」のではなく、「書き起こす手間が大きく減り、確認と修正が残る」と考えると実態に近くなります。
買う前に知っておきたい3つのこと
1. 頻繁に使うと無料枠では足りなくなる(ただし回避策がある)
前述のとおり、文字起こしと要約には月ごとの上限があります。毎日のように打ち合わせやメモで使うと、無料で使える範囲では足りなくなります。本格的に使うなら、有料プランか処理時間の追加購入を前提に考えたほうが現実的です。
ただし、無料枠を超えても録音データそのものはエクスポートできます。書き出した音声を普段使っている別のAIに読み込ませて文字起こしする、という運用も可能です。無料枠を超えた瞬間に使えなくなるわけではありません。
2. 充電が専用コネクタ(USB Type-Cではない)
実際に使っていていちばん不便だと感じたのがここです。
充電がType-C対応ではなく専用のコネクタなので、外出時に充電をしたいと思っても、そのコネクタがないとできないため、若干不便と感じました。そのため、必ず帰宅後に自分のデスクで充電をするようにしています。
合同会社スネッケ(ミニマル社長 編集部)
専用コネクタを持ち歩いていない場合、外出先で充電することはできません。「帰ったら充電する」を習慣にしておく必要があります。
3. バッテリーの持ちは優秀
不便な点を先に書きましたが、バッテリー自体は非常に長持ちします。NotePin Sは1日中録音ボタンを押している使い方でも、切れずに持ちました。日中に充電が切れて困る、という場面はほとんどありません。
買ってから使えるようになるまでの流れ
届いてから実際に使い始めるまでは、次の順に進めます。
- 1. アプリを入れて本体を登録する
スマートフォンにアプリを入れ、本体とペアリングします - 2. 使う場面を1つ決めて試す
いきなり全部に使わず、打ち合わせなら打ち合わせだけ、と絞って試すほうが定着しやすくなります - 3. 専門用語を登録する
業界用語や社名を先に登録しておくと、修正の手間が減ります - 4. 用途別のプロンプトを用意する
標準テンプレートで一度出力してから、足りない指示を自分のプロンプトに書き足していくと、要約が目的に合った形になります
最初から完璧な設定を作ろうとせず、使いながら調整するほうが早く定着します。使いながら、よく録る場面に合わせて調整していく形になります。
PLAUDが向いている人・向かない人
向いている人
- お客さまとの打ち合わせや電話相談が多く、内容を後から使いたい
- 移動中や作業中に思いついたことを、その場で残したい
- 議事録やメモを作る時間を減らしたい
- 記録をテキストにして、要約や相談のためにAIで使っている
- 「言った・言わない」を防ぎたい(※録音の際は相手への配慮が必要です)
向かない人
- 完全に自動で、修正不要の議事録ができると期待している
- 録音する機会がそもそも少ない
- 外出先でも充電したいが、専用コネクタを持ち歩きたくない
※業務上の会話を録音する場合は、相手の立場や取り扱う情報に配慮してください。録音データや文字起こしには、お客さまの個人情報や機密情報が含まれることがあります。
まとめ:AIと仕事をするなら、音声をテキストにする装置が入口になる
PLAUDを議事録ツールとして見ると「便利な録音機」で終わります。ただ、実際に使っていて効果を感じるのは、議事録を作るより手前の段階です。
AIと毎日のように仕事をしているので、情報をテキスト化することは非常に重要です。そのテキストでまとめることでAIとスムーズに情報のやり取りをすることができるので、本当に助かっています。
合同会社スネッケ(ミニマル社長 編集部)
AIに渡せる形になっていない情報は、あとから整理したり再利用したりするのが難しくなります。打ち合わせの内容も、移動中に浮かんだ発想も、テキストになって初めて相談したり要約させたりできます。PLAUDがやっているのは、その入口を自動化することです。
導入を検討するなら、判断はシンプルです。電話を録る必要があるならPLAUD NOTE、身につけて発想を拾いたいならNotePin S。両方の用途があるなら、まずは対応範囲の広いPLAUD NOTEから始めるのが無難です。
あわせて読みたい
Amazonのアソシエイトとして、ミニマル社長は適格販売により収入を得ています。広告・アフィリエイトの方針はサイトポリシーに記載しています。
この記事を書いた人
「経営を、もっとシンプルに。」を掲げるミニマル社長の編集部です。運営は合同会社スネッケ(2022年設立)。起業当初は代表がひとりで立ち上げ、いまはWebサイト制作を本業に、SEO・広告などのWebマーケティング全般、近年はAIの活用まで実務で扱っています。基本的な知識や情報を整理して伝えるだけでなく、自分たちが実際に使ってみて分かったこと、つまずいたこと、その上で何を選んだのかまで、できるだけそのまま書いていきます。

